節句小軸 彩暦(あやごよみ)【 重陽の節句 】
¥41,800
陰陽思想の中で最高の陽数「九」が重なることから「重陽」と呼び、お祝の風習は飛鳥時代の天武天皇のころ伝わったとされます。そして平安時代には観菊の酒宴が宮中の行事になったといわれます。
菊は別名を「翁草(おきなぐさ)」、「千代見草」ともいわれ、古来より長寿をもたらすおめでたい花とされます。
この小軸の意匠は、長寿をもたらすとされる中国の故事「菊慈童(きくじどう)」の伝説を描きました。
周代の王に寵愛されていた童子が菊の花咲き乱れる仙山に追われ、そこで法華経を書いた菊の葉の露を飲み、仙人になるというお話です。この物語のように菊の香りの濃く漂う空気を感じて楽しんで頂けたらと想いを込めています。