「年(ねん)」は「稔(ねん)」に通じ穀物が一回り稔る期間を指します。種を蒔き穀物が成長し、実をつけそしてまた土に還るサイクルです。
「果」は因縁によって生じるもの。よい「縁」を得ることで結びついた「因(事の起こるもと)」はよりよい「果」となると考えます。「果」はもともと実のなった木の姿からできた文字です。
巡る時の中で豊かな「果」が「稔」りますようひとつひとつ願いを込めて制作する、それが“稔果(ねんか)”です。
古来より、日本の風土の中で形になった自然への畏敬の念を込めた季節の感じ方や感謝の心を持つということ。それらを現代の生活の中で楽しみ味わっていただきたい。そんな思いひとつひとつ押印しています。
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